Japanese
English
講座 作業療法の理論
1.作業療法総論
General Remarks of Occupational Therapy.
寺山 久美子
1
Kumiko Terayama
1
1東京都立医療技術短期大学
1Tokyo Metropolitan College of Allied Medical Sciences
キーワード:
Occupation
,
Occupationの障害
,
作業療法過程
,
作業療法計画
Keyword:
Occupation
,
Occupationの障害
,
作業療法過程
,
作業療法計画
pp.43-48
発行日 1998年1月10日
Published Date 1998/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108570
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「作業療法」の定義
まず,「理学療法士及び作業療法士法」(昭和40年6月)による作業療法の定義を確認しておこう.「この法律で『作業療法』とは,身体または精神に障害のある者に対し,主としてその応用的動作能力または社会適応能力の回復を図るため,手芸,工作その他の作業を行なわせることをいう.」(法第2条)
この定義に対し,日本作業療法士協会はさまざまな点で疑義,異議を感じ,世界作業療法士連盟や先進作業療法国であるアメリカ作業療法協会のもの等を参考にしつつ検討を加えてきた.その結果,協会創立20周年の昭和60年に「日本作業療法士協会による作業療法の定義」として提案されたのが,以下の定義である.「身体または精神に障害のある者,またはそれが予測される者に対してその主体的な生活の獲得を図るため,諸機能の回復・維持および開発を促す作業活動を用いて行なう治療・訓練,指導および援助をいう.」
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