学会報告
第28回北陸リハビリテーション医学集談会―1993年3月27日(土),於・石川県教育会館
立野 勝彦
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1金沢大学医療技術短期大学部理学療法学科
pp.995-999
発行日 1993年11月10日
Published Date 1993/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107495
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1.ブローカ失語例のプロソディー訓練
リハビリテーション加賀八幡温泉病院 中山さやか・勝木準・山口昌夫
整形外科芦城病院 勝木道夫
言語面の改善に伴い目立つようになった音節間の途切れを軽減することを目的に訓練を行い,一定の成果を得た.症例は27歳の女性,言語病理学的診断名はプローカ失語,発語失行,口腔顔面失行.訓練には5音節の日常語40語を用い,始めにSTとの同時タッピングにてモデルを斉唱し,次に一人で反復させたところ,訓練の後では声の途切れ時間と発話時間が有意に短くなった.今後の検討として構音動作との関連が挙げられる.
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