巻頭言
形而上学ではない実学としてのリハビリテーション医学
原 寛美
1
1相沢病院リハビリテーション科
pp.819
発行日 1993年10月10日
Published Date 1993/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107454
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私の住む松本市の中心に女鳥羽(めとば)川と言う小さな川が市街地を二分するように蛇行しながら流れている.その女鳥羽川の川沿いに「小池薬局」という看板を掲げる薬局があることはかねてから知っていたが,そこが整肢療護園初代園長の故小池文英先生の生家であることを知ったのは今から6年前である.松本を訪ねて来られた津山直一先生が,最初に足を運ばれたのはその小池文英先生の生家であった.
それからというもの津山先生が信州におこしになる時には,必ず小池薬局にお立ち寄りになり,小池先生の御霊前への御焼香を欠かさない.そして私のような浅学菲才の者に声をかけてくださることもお忘れになることはない.
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