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編集後記
明石 謙
pp.1138
発行日 1987年12月10日
Published Date 1987/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106696
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今回の特集テーマは「QOL」である.リハビリテーション医学ではQOLが重要視されることは概念的にわかっていても実際にQOLとはどんなものか仲々つかみにくい.「QOLの評価はADL評価に取って替るものである」という事もよく言われてきているが,日常の診療では依然としてALDの方が幅を利かせている.「これらの事がスッキリすればよいが」というのが編集者の願いであったが,結論については内容をレビューして後で述べることにする.
まず中村氏らは「ADLとQOL」と題しALDとの関係について述べた.氏の論述は主観的QOLと客観的QOLを基本に置き,老年者,脳血管障害患者のそれらについて考察を行った後,脳血管障害患者の移動能力の調査結果について述べた.
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