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研究と報告
東京都老人医療センターで働く職員のリハビリテーションに関する意識調査(第2報)―全職員について
A Survey of Awareness and Attitude toward Medical Rehabilitation Service among Staffs of Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital-2nd Report: The analysis of results for medical staffs and administration staffs.
福迫 陽子
1,2
,
大重 匡
3
,
小沼 正臣
3
,
青木 清
4
,
藤本 利明
5,6
,
林 泰史
5,6
Yoko Fukusako
1,2
,
Tadashi Ohoshige
3
,
Masaomi Onuma
3
,
Kiyoshi Aoki
4
,
Toshiaki Fujimoto
5,6
,
Yasufumi Hayashi
5,6
1東京都老人医療センター言語聴覚科
2東京大学医学部音声言語医学研究施設
3東京都老人医療センター理学療法科
4東京都老人医療センター作業療法科
5東京都老人医療センターリハビリテーション診療科
6東京都リハビリテーション病院
1Speech Pathology Service, Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital
3Physical Therapy, Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital
4Occupational Therapy, Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital
5Department of Rehabilitation Medicine, Tokyo Metropolital Geriatric Hospital
キーワード:
リハビリテーション・サービス
,
老人総合専門病院
Keyword:
リハビリテーション・サービス
,
老人総合専門病院
pp.363-368
発行日 1990年5月10日
Published Date 1990/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106266
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はじめに
リハビリテーション・サービスの第一歩は,種々の疾患の結果起こる障害impairmentに対して行われることが多いため,病院でスタートすることがほとんどである.病院でリハビリテーション・サービスを進める上で最も重要なことは,リハビリテーション部門以外の他のスタッフ,特に医療スタッフとの連携である.緊密な連携をとるためには相互の理解が不可欠であるが,リハビリテーションに携わっている病院スタッフの理解に関する調査や研究はこれまでのところ行われていないようである.
東京都老人医療センターは設立後14年(調査時の昭和61年11月現在)を経過し,今後の老人医療のあり方について検討を行っているが,その一環としてリハビリテーションのあり方を検討する必要に迫られた.そこで,東京都老人医療センター内の全職員がリハビリテーション部門をどのようにとらえているか,その実態を把握し,今後の参考にするための資料を得るために調査を行った.先に我々は,この調査のうち医師と看護婦から得られた回答結果について,示唆に富む知見を報告した1).本稿は医師・看護婦の医療スタッフのみならず,薬剤師,診療放射線技師などのスタッフ,事務スタッフなど東京都老人医療センター全職員から得られた結果をまとめたものである.
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