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紹介
千葉市療育センターにおける脳卒中後遺症者の現状と問題点
The Present Status and Problems of Stroke Patients on Chibashi Ryouiku Center.
助川 未枝保
1
,
服部 孝道
2
,
田波 潤一郎
1
Mishiho Sukegawa
1
,
Takamichi Hattori
2
,
Junichiro Tanami
1
1千葉市療育センター
2千葉大学医学部神経内科
1Chibashi Ryouiku Center.
2Department of Neurology, School of Medicine Chiba University.
キーワード:
脳卒中後遺症者
,
通所リハ
Keyword:
脳卒中後遺症者
,
通所リハ
pp.283-286
発行日 1986年4月10日
Published Date 1986/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105576
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まえがき
脳卒中後遺症者は,病院での入院治療が終了して家庭にもどっても,スムーズな在宅生活を送れない者が少なくない.その理由として,重度の運動麻痺や失語症,家庭内の介護者の問題,経済問題,入院中に医学的リハビリテーション(リハ)を受けられず,関節拘縮等の二次的合併症を有すること等があげられる.
このような在宅脳卒中後遺症者に対する「継続的リハビリテーション」の必要性は以前から指摘されており,一般病院からの報告は二木1)や浜村2)らの報告がある.しかし,中間施設としての役割を持つ,通所センターからの報告はほとんどない.
千葉市療育センター「ふれあいの家」は,在宅障害者のこのような種々の問題を解決するために重要な役割を果たすことを目的として,昭和56年6月に開所した通所センターである.今回,開所以来3年間に千葉市療育センターを利用した脳卒中後遺症者の現状と問題点について報告する.
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