書評
―Andrew F. Brooker, Jr・他著 新名正由(防衛医科大学校)訳―牽引治療マニュアル
渡辺 英夫
1
1佐賀医大
pp.248
発行日 1984年3月10日
Published Date 1984/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105137
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種々の整形外科的手術法の進歩により,牽引治療を主とする症例は減少してきているように思われるが,現在でも骨折,先天股脱などの治療過程において,牽引療法は重要であり,将来も余り変ることはないであろう.
今回,「牽引治療マニュアル」と題して128頁ほどの興味深い小冊子が出版された.著者はA.F. Brllker Jr.(バルチモア市立病院整形外科医長)とG. Schmeisser(ジョンホプキンス大学整形外科教授)であるが,牽引治療について包括的で,しかもコンパクトにまとめられた好著である.
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