特集 プライマリ・ケアとリハ医学
<座談会>プライマリ・ケアとリハビリテーション医学―1982年10月11日,於:岡山国際ホテル―
明石 謙
1
,
平野 寛
2
,
荻島 秀男
3
,
兼松 英夫
4
1川崎医大リハビリテーション科
2川崎医大総合診療部
3高島平整形外科
4兼松整形外科
pp.195-205
発行日 1983年3月10日
Published Date 1983/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104915
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プライマリ・ケアとリハ医学
明石 みなさんおいそがしいところ,しかも休日にわざわざお集まりいただきましてたいへんありがとうございます.さて雑誌「総合リハビリテーション」で「プライマリ・ケアとリハビリテーション医学」という特集を企画し,その中でひとつ,座談会でいろいろな問題点をピックアップして,お話しいただこうというのが今回の趣旨でございます.
最近,プライマリ・ケアという言葉をよく聞くようになりました.それはいろいろな意味があると思いますが,そのことについては,のちほど平野先生からご説明願うことといたしまして,リハビリテーション医学というものがスペシャリティーとして専門性をもって世の中に出てきましたときに,そのリハビリテーション医と,いわゆるコミュニティー・メディシンとのかかわりあいが非常に大切であるというふうなこともたびたびいわれてまいりました.コミュニティー・メディシンの代表ともいうべきプライマリ・ケアについてリハビリテーション医がよく知るということと,それからプライマリ・ケアをなさっている方がリハビリテーション医学をよく知ってそれを応用していただくということ,これは両方とも大切なことだろうと思います.
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