Japanese
English
特集 肢体不自由児教育
東京における教育
Education of Crippled Children and Youth in Tokyo.
三浦 和
1
Hitoshi Miura
1
1東京都立北養護学校
1Tokyo Kita School for the Crippled Children and Youth.
キーワード:
重度・重複化
,
教育内容の7項目
Keyword:
重度・重複化
,
教育内容の7項目
pp.489-498
発行日 1982年5月10日
Published Date 1982/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104748
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Ⅰ.児童・生徒の障害の重さの概括
東京における肢体不自由教育はと聞かれて,いちばん始めに答えなければならないことは,対象児がいちだんと重度化・重複化し,さらに加えて病虚弱化の傾向がみられるということであり,これに伴なって教育の内容や方法さらには形態までが変化し拡充してきていることである.
これまでは,昭和50年の69.2%,51年の69.1%を頂点として,対象の大部分は全国的にみて,図1が示すごとく,脳性麻痺児の割合が多かった.そして,これら脳性麻痺児の疾患がもたらす生活や反応や活動の状態,障害を併用する状況をもって,その傾向を総称して重度・重複化といっていた.
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