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特集 国際障害者年
国際障害者年に関する国内の動向―国際障害者年日本推進協議会の活動を中心として
Non Governmental Movement for International Year of Disabled Persons in Japan.: Organization and Activities of Japan Council for IYDP.
松友 了
1
Ryo Matsutomo
1
1国際障害者年日本推進協議会
1Public Relation Committee, Japan Council for International Year of Disabled Persons.
キーワード:
画期的大同団結
,
長期展望
Keyword:
画期的大同団結
,
長期展望
pp.931-935
発行日 1981年12月10日
Published Date 1981/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104656
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はじめに
国際障害者年(以下,IYDPと略す)が決定された経過や歴史的な意義については,今更述べる必要もないであろう.障害をもつ人々(以下,障害者と略す)を,社会構成の一員としてその権利獲得のために社会全体が国際的に取組むという方向は「行政計画」として極めて科学的にかつ計画的に打ち出された.この決定が世界の障害者および関係者に与えた快い衝撃は文字通り行動となって具現化され,IYDPの目的達成のための大きなうねりとなっている.
ここでは,わが国の民間サイドの取組を,国際障害者年日本推進協議会(以下,推進協と略す)を中心に報告したい.なぜなら後述するごとく推進協は,わが国の障害者運動史上初めての大同団結した組織であり,今年のIYDPの民間運動の文字通り中核となって動いてきたからであり,これからも大きな力を発揮すると言えるからである.
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