Japanese
English
研究と報告
半らせん型短下肢装具の検討
Biomechanics and Application of the Hemispiral AFO.
山下 隆昭
1
,
森本 栄
1
,
北山 一郎
1
,
村田 秀雄
1
,
浅田 剛
2
Takaaki Yamashita
1
,
Sakae Morimoto
1
,
Ichiro Kitayama
1
,
Hideo Murata
1
,
Tsuyoshi Asada
2
1兵庫県リハビリテーションセンター
2沢村義肢製作所
1Hyogo Rehabilitation Center.
2Sawamura Gishi Co.
キーワード:
プラスチック
,
荷重テスト
Keyword:
プラスチック
,
荷重テスト
pp.635-639
発行日 1981年8月10日
Published Date 1981/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104591
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はじめに
リハビリテーションの重要な治療手段として,あるいは能力障害に対する補助手段として装具が位置づけられる.ところが従来用いられてきた装具は金属材料を主体に構成されているため重くて冷たいというマイナスイメージが強かった.しかも目的にそった十分な機能を発揮していたとは明言できない.近年,本分野へのプラスチック材料の導入により種々の改善がなされている.ニューヨーク大学のLehneis1,2)はプラスチックのらせん型支柱を用いたらせん型装具を開発し注目を集めた.後にMarx3),Cohen4)らの発表が続いた.本邦では島田5),田中6),竹内7),渡辺8),池田9),高山10)らの報告がある.著者らは下腿を半周するタイプの半らせん型装具に着目し,昭和52年より製作,改良を行ってきた.今回は,本装具の形状についての力学的分析,および処方例の追跡調査の結果について検討し報告する.
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