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編集後記
荻島 秀男
pp.235
発行日 1977年3月10日
Published Date 1977/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103763
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医学的リハビリテーションは決して慢性期のみを対象とするのではなく,急性期より始められてこそ効果が大になる.チームワークのメンバーの中でナースが一番長い時間帯を患者と接するという事でトータルリハビリテーションで大きい影響力を持っているという事は,ナースの優劣が患者のリハビリテーション的予後を決める事もあり得ると考えてもよい.そのナースの現実と問題点について色色の角度より検討を加えたのが今月の特集となっている.
チームワークについての座談会では各体系の違った病院,施設での他職種とのかかわり方が問題としてあげられているが,基本的にはナースがわが国の病院では色々なしわ寄せを受けている職種である事は間違いないし,それをカバーするのに職業附添いが多いとリハビリテーションのプロセスではマイナスに働く因子となる可能性が大きい感じを受ける.
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