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編集後記
荻島 秀男
pp.502
発行日 1986年7月15日
Published Date 1986/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103600
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米田先生の結びに，オスカーワイルドの言葉が引用されているが，確かに「経験とはその人の失敗の歴史である」．人生は失敗を繰り返さぬよう努力することが進歩でもあるが，医療において少なくとも表面的に失敗が許されないところが厳しさでもある．理学療法士，作業療法士の行う治療行為の専門性ということで自問自答する必要性が大になって来たこの頃であるが，資格のない人が治療した方が患者の経過，進歩にあきらかな変化がみられ，資格のある人が治療すると命令調であるために患者が治療を拒否するという事実も少なくない．少なくとも素人がみてもさすがにRPT，OTRは違うなあという治療の内容と専門性が欲しいものである．
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