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編集後記
荻島 秀男
pp.586
発行日 1979年8月15日
Published Date 1979/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101976
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今回“新しいリハビリテーション医療器具”の特集に関して今までとは違った視点でとらえてみようと考えた.もちろん従来より存在したものまたそれらの改良も重要であるが,リハビリテーション医学には予防的な面も大きく治療分野でも科学的根拠に基づいたプログラムの設定が理学療法士,作業療法士にとっても重要である.我国は一早く欧米のものをとり入れる習性があるが,その良し悪しについても評価する必要がある.たとえば簡便であるという点で循環機能の負荷試験にマスターのテストが今でも広く使用されているが,マスター博士自身が20年前にこれはあてにならぬと主張され始めた事実がある.
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