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編集後記
荻島 秀男
pp.595
発行日 1976年7月10日
Published Date 1976/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103599
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リハビリテーションは大きな流れの中での体系化を必要としているし,地域にしっかりと根を生やしたものでなくてはなかなか育ちにくい面を持っている.従って日本では日本なりのリハビリテーションが発展すべきであるし,日本人の文化的背景,生活習慣を十分考慮に入れたものを創り出して行かねばならない.
そのような観点にたち,今回の「リハビリテーションにおける地域活動」を読ませて戴くと,わが国の各地方で各々パイオニアの方々が色々な形で努力して居られる姿がしのばれて感動的である.大学と地域との連携,保建婦活動とリハビリテーションサービス,国鉄のような職域を単位としたリハビリテーション,特にフォローアップのプロジェクト,地域活動の考え方,小児から老人までにわたって力作揃いであり,きっと読者に共感を覚えて戴く面が多々あるものと確信する.
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