一頁講座 職業リハビリテーション・7
職業斡旋について
原田 豊治
1
1東京心身障害者職業センター
キーワード:
職業的リハビリテーション
,
職業旋斜
Keyword:
職業的リハビリテーション
,
職業旋斜
pp.585
発行日 1976年7月10日
Published Date 1976/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103594
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評価,職業指導,職業訓練のあとに,この職業斡旋(プレースメント)が位置するものである.就職は職業的リハビリテーションの最終目的である.この目的の達成の成否は,プレースメントの力により大きく左右される.
プレースメントを行う者として,職業更生カウンセラー(アメリカの場合,VRC,イギリスの場合はDRO)が理想として考えられるが,わが国の場合は,行政機構の相違等により存在せず,ややそれに近いものとして,心身障害者職業センターのカウンセラーが考えられるが,措置権や紹介権がないため,不完全であり,従って,更生相談所(福祉センター)等の判定員による「職能判定」,公共職業安定所の援護業務担当者による「職業紹介」という形で,数人以上の専門官の中に,この機能が分散されている.
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