Japanese
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特集 障害者とスポーツ
兵庫県リハビリテーションセンターにおけるグループ運動療法とスポーツ訓練―特に下肢切断,脊髄損傷を中心として
Sports Therapy and Group Exercise in Hyogo Rehabilitation Center.
西岡 正明
1
,
吉成 俊二
1
,
田村 信行
1
Masaaki Nishioka
1
,
Syunji Yoshinari
1
,
Nobuyuki Tamura
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
1Sports Trainer: Hyogo Rehabilitation Center.
キーワード:
ゲループ訓練
,
スポーツ訓練
,
脊髄損傷
,
車椅子動作訓練
Keyword:
ゲループ訓練
,
スポーツ訓練
,
脊髄損傷
,
車椅子動作訓練
pp.305-312
発行日 1975年4月10日
Published Date 1975/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103316
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Ⅰ.はじめに
リハビリテーションの中におけるスポーツは,レクリエーションとして利用されることが多い.それはスポーツの持つアクティビティによって,体力増強,精神的安定が得られ,病院内の生活が刺激され,彼らの心をより活動的にする効果があるからである.また,身障者のスポーツは,スポーツ競技としての意味と医療の中における機能訓練の手段の1つとしてスポーツを利用する意味が含まれているように思われ,実際に明確に区別することは不可能であるが,後者をここではスポーツ訓練と呼ぶことにしたい.
当センターにおけるスポーツ訓練の対象者は,病院入院患者,機能回復訓練課入所生,退院または退所後の県立職業訓練校入校生である.疾患別には,脊髄損傷,ポリオ,切断などが多くを占め,利用場所として運動療法室,野外訓練揚で行っている.今回はこの中で,主として下肢切断者に対して理学療法プログラムの中に取り入れているグループ訓練と,脊髄損傷者に対するスポーツ訓練について紹介し,御批判を得たいと思う.
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