特集 切断と義肢
座談会 切断と義肢の最近の問題点(1973年5月25日 於仙台セントラルホテル)
大川 嗣雄
1
,
武智 秀夫
2
,
篠原 英二
3
,
沢村 博志
4
,
大喜多 潤
5
,
加倉井 周一
6
1横浜市大病院リハビリテーション科
2岡山大整形外科
3中央鉄道病院
4沢村義肢K.K.
5兵庫県リハビリテーションセンター
6東京都立補装具研究所
pp.1113-1123
発行日 1973年11月10日
Published Date 1973/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103051
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はじめに
大川 きょうは「総合リハビリテーション」の“切断と義肢”という特集号が出るにあたって,切断者のリハビリテーションのチームのそれぞれの立場の方に集っていただいて,全体的な流れの中で“切断と義肢”というものをとらえてみたいと考えて,この座談会を企画したわけです.医師の立場から武智先生,医師プラス研究者という立場で加倉井先生,それからパラメディカルなスタッフを代表して,PTは篠原先生,OTは大喜多先生,義肢製作者は関西で活躍されております沢村さんにきていただいたわけです.皆さんは,切断と義肢について非常にアクティブな活動をされ,また,皆さんのおかれている環境も非常に切断者のリハビリテーションに意欲的に取り組んでおられるという点で共通しているのではないかと思います.
きょうは,それぞれの立場から,いまの日本における現状を語っていただいて,今後に対する1つの方向づけでもしていただけると非常にありがたいと思います.
まず武智先生,医者の1人として現在やっておられるお仕事とか,今後の希望というものがあったら,ひとつお話ししていただけませんでしょうか.
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