Japanese
English
特集 職業的リハビリテーション
心身障害者の職業的自立―行政的立場から
Vocational rehabilitation programmes for the handicapped.
道正 邦彦
1
Kunihiko Dosho
1
1労働省職業安定局
1Employment Security Bureau Ministry Of Labor.
キーワード:
心身障害者雇用対策
,
身体障害者雇用促進法
,
身体障害者雇用率
,
職業紹介
,
モデル工場
Keyword:
心身障害者雇用対策
,
身体障害者雇用促進法
,
身体障害者雇用率
,
職業紹介
,
モデル工場
pp.887-892
発行日 1973年9月10日
Published Date 1973/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103006
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
【抄録】 心身障害者のリハビリテーションの究極の目標は職業的自立にあるが,心身障害者がその労働力に応じた職業の場を得て,その能力をじゅうぶんに発揮し,健常者とともに社会経済活動に参加することは,心身障害者に真の生きがいと社会全体の利益をもたらすといえる.労働省では,心身障害者の雇用対策を最重点施策の一つとしてとり組んでいるが,重度障害者は今後も増加する傾向にあり,対策の飛躍的な発展をさせなければならない.身体障害者雇用審議会の答申を全面的に取入れ,48年度から,障害者を雇用する事業主に対する税制上の優遇措置,モデル工場に対する特別融資,心身障害者職業センターの拡充,心身障害者雇用推進員の育成,手話協力員の新設などが実施に移されることになった.心身障害者の雇用を促進するためには,行政による施策の推進とともに,事業主の理解はもちろん,国民一般が社会連帯の理念にもとづく国民的課題として取り組むことが必要である.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.