Japanese
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講座
医学的リハビリテーション施設の計画(3)
Planning of facilities for the medical rehabilitation services.
陳 慧玉
1
Fui-yu Chen
1
1東京都老人総合研究所
1Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology.
キーワード:
治療スペース
,
収納スペース
,
職員関係スペース
,
メ力ニズム
,
バリエーション
Keyword:
治療スペース
,
収納スペース
,
職員関係スペース
,
メ力ニズム
,
バリエーション
pp.465-474
発行日 1973年4月10日
Published Date 1973/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102918
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Ⅱ.作業療法(OT)部門
1.職員と患者について
OT部門はPT部門と並んで‘リ’医療の二大柱であるにもかかわらず,職員,設備ともPTほど充実していない.この部門の取り扱うべき患者数は‘リ’対象者の約30%前後とみなされているが,現状では職員の不足などの理由により,この部門の取り扱っている患者数は職員数により制限されていることが調査でわかり得た.週間スケジュールはPTと同じく,準備,打合せ,勉強会,評価会議等があり,1日実際に治療にあたれる時間は多くて6時間程度である.中枢神経障害者が主になった場台,治療はほとんど職員1名対患者1名か,多くて同時に扱える患者数は2名が限度であり,患者1名の治療時間も30分から1時間が多く,これらの条件を前提とすると,1日における職員1名当りの取り扱い可能患者数は6名~12名が適当といえる.計画上はこの推定値を用いるべきである.治療に来る患者の移動形態についてみるとPT部門と較べて異なることは,まず,ストレッチャー使用者がなく,車椅子使用者も15%前後と半減している.
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