特集 生活習慣病と運動療法
今月のハイライト
pp.609
発行日 2003年7月10日
Published Date 2003/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102703
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生活習慣病の予防と治療の手段の一つである運動療法という治療方法はリハビリテーション関係者にとってなじみの深いものであり,実際に心疾患や呼吸器疾患,糖尿病の運動療法を実施しているリハビリテーション専門職は多くなっている.一方,生活習慣病の運動療法は,生活習慣の改善であるがゆえに医療の枠内のみに留まるものではない.生活習慣病に運動が有効である,という常識は広まりながらも実際の生活習慣は改善されていないなか,医療関係者としては,単に療法室内での運動を管理するのみならず,どんな運動がなぜその疾患に有効なのか説明でき,実際の処方や指導ができ,そして,継続的に生活習慣を改善してもらうための行動変容のためのアプローチをとれるようでありたい.
今回は,生活習慣病についてリハビリテーション医療関係者として知っておくべきことを,運動療法を中心に,知識と実践の両面から,専門家の方々にご解説いただいた.
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