Japanese
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講座 医療倫理・1【新連載】
リハビリテーションにおける臨床倫理
Clinical ethics in rehabilitation.
瀧本 禎之
1
,
赤林 朗
2
Yoshiyuki Takimoto
1
,
Akira Akabayashi
2
1東京大学医学部付属病院心療内科
2東京大学大学院医学系研究科医療倫理学
1Department of Stress and Psychosomatic Medicine, the University of Tokyo Hospital
2Department of Biomedical Ethics, the University of Tokyo Graduate School of Medicine
キーワード:
臨床倫理
,
4原則
,
ケース分析
Keyword:
臨床倫理
,
4原則
,
ケース分析
pp.561-566
発行日 2008年6月10日
Published Date 2008/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101265
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はじめに
医療関係者も,一般の人々と同様にさまざまな道徳観をもち,それに従い行動している.しかしながら,道徳観だけでは,臨床現場における倫理上のジレンマを解決する拠り所として不十分である.そこで,医療倫理,なかでも臨床倫理的な思考が必要となってくる.
本稿では,最初に現場における指針として使用しやすい「医療倫理の4原則」について概説する.その後,リハビリテーション分野でみられるケースに対して,臨床倫理の立場からのアプローチ方法を提示することによって,医療倫理に対する理解を深めてもらうことを目的とする.
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