Japanese
English
特集 がんのリハビリテーション最前線
―リハビリテーションの実際―頭頸部癌
Rehabilitation for head and neck cancer
田沼 明
1
,
辻 哲也
2
,
木村 彰男
3
Akira Tanuma
1
,
Tetsuya Tsuji
2
,
Akio Kimura
3
1静岡県立静岡がんセンターリハビリテーション科
2慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
3慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
1Division of Rehabilitation Medicine, Shizuoka Cancer Center
2Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
3Keio University Tsukigase Rehabilitation Center
キーワード:
頭頸部癌
,
嚥下障害
,
構音障害
,
僧帽筋麻痺
,
食道発声
Keyword:
頭頸部癌
,
嚥下障害
,
構音障害
,
僧帽筋麻痺
,
食道発声
pp.447-452
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101243
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はじめに
頭頸部癌とは頭部,顔面,頸部に発生する悪性腫瘍の総称である.鎖骨,胸骨より頭側で頭蓋底までの範囲であるが,中枢神経系や眼窩内から発生するものは除かれる.頭頸部は発声,構音や嚥下など生活の質(quality of life;QOL)と密接にかかわる領域であるため,頭頸部癌の治療後に起こる障害に対するリハビリテーションの役割は重要である.
本稿では頭頸部癌の手術後,放射線療法後および頸部郭清術後のリハビリテーションについて概説する.
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