Japanese
English
特集 リハビリテーション関連工学の最前線
自立・介護支援のための住宅設備開発の現状
Status quo of housing facilities development for independence and care support.
植竹 篤志
1
,
木村 彰男
2
Atsushi Uetake
1
,
Akio Kimura
2
1積水化学工業(株)先端技術研究所
2慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
1Sekisui Chemical Co Ltd, Frontier Technology Institute
2Keio University Tsukigase Rehabilitation Center
キーワード:
住宅設備
,
自立・介護支援のための
,
自立支援
,
介護支援
,
設計手法
Keyword:
住宅設備
,
自立・介護支援のための
,
自立支援
,
介護支援
,
設計手法
pp.335-341
発行日 2003年4月10日
Published Date 2003/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100830
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はじめに
厚生労働省の老人福祉に関する統計調査によると,高齢者の要介護者数は,平成10年で約124万人となっている.このうち「全く寝たきり」が約17万人,「ほとんど寝たきり」が約19万人,「寝たり起きたり」が約51万人,「その他」が約38万人という現状にある.また,「世帯員」が介護している割合が66.8%と最も高率となっており,今後,高齢化率の進捗とともにさらに増加すると考えられる.それゆえ高齢者,障害者が自立しやすく,介護を受けやすい住環境の整備は非常に重要な社会的課題となっている.われわれは10数年前から加齢配慮設備の開発を行ってきたが,今回は,その考えをさらに進めた自立・介護支援という観点から,設備開発の現状を紹介する.
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