学会印象記
第17回リハ・カレントトピックス&レクチャー
瀬田 拓
1
1東京都立墨東病院リハビリテーション科
pp.288-289
発行日 2006年3月10日
Published Date 2006/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100273
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第17回日本リハビリテーション医学専門医会学術集会「リハ・カレントトピックス&レクチャー」は,紅葉最盛期の青森において,2005年10月22日から2日間,大会長の松本茂男先生(青森県立中央病院リハビリテーション科)による開会挨拶から始まった.
2005年12月現在でリハビリテーション科専門医数は1,177名だが,リハビリテーション科を第一に標榜する医師はこの数を相当下回ることが予想されるらしい.リハビリテーション科を第一に標榜するリハビリテーション科専門医一年生の小生にとって「リハビリテーション科専門医のIdentityと求められる専門医像」は,まさに自問自答してきたテーマであった.宮野佐年先生(東京慈恵会医科大学)の特別講演を拝聴し,リハビリテーション科専門医が担う役割の大きさを改めて実感すると同時に,今後も自問自答を繰り返していくことこそが求められる姿勢なのではないかと感じた.講演のなかで,宮野先生はいくつかの視点から必要な専門医数を試算された.現状の数倍の専門医が必要らしい.
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