連載 臨床実習サブノート 「どれくらい運動させていいかわからない」をどう克服するか・第9回
—神経・筋疾患—パーキンソン病患者に対する歩行練習
中山 恭秀
1
Yasuhide NAKAYAMA
1
1東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
pp.1393-1397
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203682
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パーキンソン病(Parkinson disease:PD)による歩行障害は,特異的姿勢変化の影響を受ける歩容とすくみ足です.医学的情報や機能評価,能力評価をもとに理学療法による改善を検討します.特異的姿勢変化とは,PDの4大徴候である筋固縮症状,無動症状による姿勢の変化です.そして,すくみ足はフローズンゲイト(frozen gait)であり,日常生活における動作困難や転倒,不活動に関与します.臨床の流れをイメージして,それぞれを捉えてみましょう.
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