Japanese
English
短報
女子学生における月経痛に対する運動効果の認識
Recognition of the effects of exercise on menstrual pain in female students
漆川 沙弥香
1
,
森 明子
2
,
永井 宏達
2
,
佐久間 香
2
,
坂口 顕
2
,
日髙 正巳
2
Sayaka URUSHIKAWA
1
,
Akiko MORI
2
,
Koutatsu NAGAI
2
,
Kaoru SAKUMA
2
,
Akira SAKAGUCHI
2
,
Masami HIDAKA
2
1LUTIS
2兵庫医科大学リハビリテーション学部
1LUTIS
キーワード:
月経痛
,
運動効果の認知度
,
運動療法
Keyword:
月経痛
,
運動効果の認知度
,
運動療法
pp.1371-1373
発行日 2023年11月15日
Published Date 2023/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203260
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要旨 【目的】月経痛に対する運動効果の認識度を把握し,運動実施に向けての実態を調査することを目的とした.【方法】20〜25歳の健常成人女子学生を対象にアンケート調査を行った.調査項目は基本属性,月経痛の有無,運動効果の認識度ならびに運動意欲とした.【結果】研究対象者数は189名,総回答数149名で,除外基準に当てはまる者30名を除いた119名が解析対象となった.運動効果を認識している者は26.1%であったが,有効であれば取り入れたい者は83.0%となった.取り入れたい時期は月経期を含む時期が71.2%,取り入れたい運動強度は低強度の52.1%が最も多く,取り入れたい運動時間は30分以内が79.5%となった.【結論】運動効果を認識している者は少ないものの,運動を取り入れたい者は多かった.月経期にも実施可能な低強度で短時間の運動であれば,取り入れてもらえる可能性が示された.
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