連載 臨床実習サブノート 退院後から振り返るゴール設定—推論を事実と照合して学ぶ・第7回
在宅復帰 車椅子
髙原 剛
1
Tsuyoshi TAKAHARA
1
1季美の森リハビリテーション病院リハビリテーション療法科
pp.1474-1479
発行日 2022年12月15日
Published Date 2022/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202888
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今回紹介する方は,○月○日に右被殻出血により左片麻痺,高次脳機能障害を呈し,2週間後に季美の森リハビリテーション病院(以下,当院)に転院し,退院後2か月程度経過した60歳台の女性です.発症前は専業主婦として家事全般を行っており,自転車で買い物に行っていました.家族構成は,夫と二人暮らしです.病前の家屋状況としては,2階が居住スペースで,玄関前に3段の段差,1階から2階に上がる階段には上り右側に手すりが設置されています.居住スペース内には客間のみ敷居の段差があり,トイレと浴室内には手すりが設置されています.寝具はベッドを使用していました.
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