連載 理学療法のスタート—こうやってみよう,こう考えていこう・第4回
動作介助は介助量が多いつもりで—起居動作能力評価と練習/「立ちましょう」という前に立てるのか? 歩けるのか? 歩いて戻れるのか?
植野 拓
1
Taku UENO
1
1千鳥橋病院リハビリテーション技術部
pp.468-472
発行日 2022年4月15日
Published Date 2022/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202644
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新人さんではない指導者の方へ
COVID-19の蔓延により,臨床実習は大きく影響を受けました.実習の制約は,学生が理学療法士へ,新人が理学療法士へ変貌する過程で大切なことは何かを振り返るきっかけになったとも言えます.
新人理学療法士の緊張と戸惑いの要因は,技術的なことや患者さんとの対話など,さまざまです.しかしCOVID-19に臨床実習の機会を制約された本人たちは,それ以前の新人との違いを実感することはできません.私たち現場指導者は,新人なら当然のことまで「実習経験量のせい」と捉えてしまうかもしれません.
本連載は,入職1,2年目の新人理学療法士を応援すべく,日常の臨床で出会うエピソードを提示し,理学療法のおもしろさ・難しさ・ポイントを伝えたい,と企画しました.
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