連載 とびら
ご縁に導かれて
平元 奈津子
1
1広島国際大学総合リハビリテーション学部
pp.3
発行日 2021年1月15日
Published Date 2021/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202167
- 有料閲覧
- 文献概要
大学教員15年目,ウィメンズヘルス理学療法を専門として,研究や教育に日々努めながら,日本理学療法士学会ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法部門の運営に携わっています.ここに至るまで,本当に多くの方によいご縁をいただいたことを思い出していきたいと思います.
大学受験では理学療法士について知らず,ただ地元の大学,医療職になる新しい学科,受験科目に苦手科目が含まれなかったという理由で,広島大学に進学しました.日本の理学療法士教育において,最初の4年制大学である広島大学の理学療法学専攻3期生として入学した私たち学生に対して,ある先生に「皆さんには,将来の理学療法士教育を担う教員になってほしい」と言われたことは,はっきりと覚えています.理学療法士の職業を知らず進学した私にとって,このお話により,将来教員になりたいという大きな光の道筋が示されました.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.