特集 理学療法士がめざす安心と安全
クリニックにおける理学療法士の安心・安全への取り組み
石垣 直輝
1
,
小野寺 萌
1
,
澤野 靖之
1
Naoki Ishigaki
1
1船橋整形外科クリニック理学診療部
キーワード:
安全文化
,
PDCAサイクル
,
転倒予防
,
患者誤認防止
Keyword:
安全文化
,
PDCAサイクル
,
転倒予防
,
患者誤認防止
pp.347-353
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201506
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はじめに
船橋整形外科クリニック(以下,当クリニック)は整形外科単科のクリニックで,理学療法士,作業療法士70人弱のスタッフでリハビリテーション業務を行っている.近隣に90床の船橋整形外科病院が併設され,多くの術後急性期患者を受け入れている.当クリニックには急性期から高齢維持期まで幅広い患者が来院し,総外来患者数が1日に1,000人を超す日も少なくない.そのなかで理学療法業務を安全かつ堅実に運営するための質的向上は最優先事項であるが,それを補完し下支えする医療安全活動は極めて重要である.本稿では,当クリニックにおける医療安全に対する基本方針とその活動について紹介する.
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