Japanese
English
短報
骨盤臓器脱症例の運動機能の特性—起立歩行動作における健常対照者との比較から
Characteristics of the motor function in pelvic organ prolapse patients:by compairing to the standing and walking movement among healthy controls.
平井 菜穂
1
,
野村 昌良
2
,
志藤 友美
1
,
寺本 咲子
2
,
清水 幸子
3
,
村永 信吾
1
Nao Hirai
1
1医療法人鉄焦会亀田メディカルセンターリハビリテーション室
2医療法人鉄焦会亀田メディカルセンター産婦人科・ウロギネコロジーセンター
3医療法人鉄焦会亀田メディカルセンター産婦人科
キーワード:
骨盤臓器脱
,
運動機能評価
,
立ち上がりテスト
,
2ステップテスト
Keyword:
骨盤臓器脱
,
運動機能評価
,
立ち上がりテスト
,
2ステップテスト
pp.761-764
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200300
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要旨:[目的]今回われわれは骨盤臓器脱(pelvic organ prolapse:POP)患者の運動機能を評価した.また,人間ドックを受診した成人女性(健常対照者)と比較しPOPの運動機能に与える影響について調べた.[方法]手術治療の適応となったPOP患者93名と健常対照者96名を対象とした.運動機能評価は開眼片脚起立時間,Timed Up and Goテスト,立ち上がりテスト,2ステップテストを行った.[結果]POP患者と健常対照者の年代別の比較では,各年代ともPOP患者群は健常対照者群と比較し運動機能の有意な低下が認められた.[結論]手術治療の適応となったPOP患者は同年代の健常対照者と比較し動的バランス能力,脚力,歩行能力といった運動機能の低下と関連があることを明らかにした.
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