--------------------
編集後記
内山 靖
pp.680
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200277
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
第49巻7号をお届けします.
この6月には,1966年にわが国に理学療法士が誕生して50年目を迎え,日本理学療法士協会で式典・祝賀会が行われました.あわせて,第50回日本理学療法学術大会では,「理学療法50年のあゆみと展望—新たなる可能性への挑戦」のテーマの下10,000人以上の参加者を得て,2,000ほどの応募演題と100近いシンポジウム・教育講演などが企画されました。とくに,参加型ディスカッションにおいては,病期,病態ごとのテーマで症例研究報告に基づく熱心な討議が行われ,科学の進歩と臨床での感性とアーツがバランスよく成熟している様を実感することができました.このなかで,現代医療では健康寿命の延伸を目標とした予防と参加が重要な概念で,慢性期の理学療法の位置づけを再認識する必要があります.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.