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編集後記
内山 靖
pp.224
発行日 1999年3月15日
Published Date 1999/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105274
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第33巻3号をお届けします.
本特集は毎年組み込まれる整形外科に関する企画を「上肢帯機能障害と理学療法」として立案したものです.そのため,上肢帯機能障害と称していながら,その対象が,骨関節疾患,慢性関節リウマチ,骨折,腱・神経損傷,頸椎部脊髄症に限定されています.当然のことながら,理学療法における上肢帯機能障害といえば,この他にも多くの病態が対象となります.脳卒中後片麻痺における上肢帯および下部体幹の機能不全は動作障害の本質と捉えられていますし,慢性呼吸不全患者の胸郭と上肢帯へのアプローチは極めて重要な要素となっております.他にも筋萎縮性側索硬化症や筋疾患における上肢帯機能障害は重要な評価-治療の要素となります.この点は企画者側では予め承知していたことですが,読者諸兄には不自然に感じられたかも知れません.
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