ひろば
研究開発分野で理学療法士として働く—ダイバーシティ環境での専門性の活かし方
安田 和弘
1
Kazuhiro Yasuda
1
1早稲田大学グリーン・コンピューティング・システム研究機構 グローバルロボットアカデミア研究所
pp.174
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200130
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- 文献概要
●はじめに
政府は2014年6月に「ロボット戦略」の素案を提示し,介護部門を含む4分野に重点的に支援を行うことを公にしました.この案では,介護や医療分野での市場規模を現在の600億円から1兆2,000億円に拡大させるとしています.このような情勢のなか,医工連携から創出された基礎技術,開発機器などは実用段階に移行しつつあり,今後は理学療法士も臨床応用に向けて積極的にかかわりをもつことが期待されています.本稿では,研究開発領域に勤務する筆者がダイバーシティ環境(diversity多種多様:幅広い職種との協業が必要な環境)における専門性の活かし方について私見を交えてご紹介させていただきます.
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