1ページ講座 診療記録・3
報告書
菊池 詞
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1いわてリハビリテーションセンター
pp.200
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105514
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煩雑な理学療法(以下PT)業務のなかで,情報公開や入院期間の短縮が大命題となっている今日,報告書を効率よく機能させるための適切な内容と方法とはいかなるものだろうか.
PT報告書は,医師の処方または指示に対し,その結果を報告するものである.したがって,その内容は評価(測定,判別,予測)と考察を中心に構成されている必要があり,他の専門織種とのチームが編成されている場合は,他専門職種とのコミュニケーションが十分に取れる内容になっている必要もある.また,患者のリハビリテーション医療全般に報告書を良好に反映させるためには,リハビリテーションの構造全体を理解し,その患者の刻々と変化していく身体的,心理的,社会的状況を常に確認しつつ作成される必要がある.
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