TREASURE HUNTING
地域リハの最先端に生きる―中井孝幸氏(長野県武石村高齢者多目的福祉センター)
編集室
pp.129
発行日 1998年2月15日
Published Date 1998/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105015
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「施設から在宅へ」という保健・医療・福祉の潮流のなかで,地域で活動を始めている理学療法士が全国的に増えている.地域というフィールドでは,施設で行う画一的な理学療法とは異なる技術,とりわけ対人関係技術が要求される.施設の枠を離れ,1対1の人間関係をべースとして理学療法を行わなければならないからだ.
中井孝幸氏が武石村高齢者多目的福祉センターに勤務して地域リハビリテーションの最先端に立ったのは6年前.その間,元武石村診療所長・矢島嶺先生(現・長野大学教授)から,地域で生活する障害者やお年寄りを支えるためには,医療技術より「哲学」が必要ということを教えられ,その教えは経験の裏づけを得て,今や信条にまでなっているようだ.
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