クリニカル・ヒント
シャワーキャリー製作のポイント
堤 文生
1
1九州リハビリテーション大学校理学療法学科
pp.910
発行日 1997年12月15日
Published Date 1997/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104906
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昭和63年12月,九州労災病院に勤務中,股関節固定術後のリハビリ患者から入浴椅子の製作を依頼されたのをきっかけに,筆者は本格的に介護用品の製作に取り組んできた.患者の退院時や在宅訪問指導に出かけるたびに,患者の残存機能や家族の介護力,家屋の状況(浴室,トイレ,玄関など)に合わせた介護用品の重要性を痛感させられ,平成5年4月までの製作数は実に350脚(台)にも及んでいる.本稿では,最も製作が難しいと思われる介護用品シャワーキャリーについて,筆者が工夫している点を中心に紹介したい.
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