Treasure Hunting
障害児の生き甲斐づくりに情熱―辻 清張氏(福井県立小児療育センター)
本誌編集室
pp.419
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104562
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辻清張氏は1961年,東京のお生まれ.4歳のときに父親の仕事の都合で福井県に移住されたというから,氏にとって,福井は文字通りの故郷といえよう.本誌のこの欄にご登場いただいた方がほとんどそうであったように,辻氏も理学療法の何たるかを知らずに,理学療法士の道に足を踏み入れたようである.高校3年の春の遠足で金沢に行き,犀川べりを散歩しながら,この街に住みたいと思って金沢大学に挑戦するも,共通一次試験で敗退,金沢への思い捨てきれず,ようやく探し出したのが金沢大学医療技術短期大学部だったというから,春の日差しを浴びて輝く犀川の流れがよほど目から離れなかったのだろう.
そんな氏がNICUでの理学療法(超早期リハビリテーション)から障害児レク活動まで幅広く手掛けるようになるまでには,様々な人との出会いや経験があったことはいうまでもあるまい.今月は,障害児の生き甲斐づくりに若い情熱を燃やしている辻氏の活動ぶりを紹介しよう.
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