報告
双極導出と単極導出による筋積分値の比較―等尺性収縮における検討
廣瀬 浩昭
1
,
鈴木 俊明
2
,
大工谷 新一
1
Hirose Hiroaki
1
1関西医療学園専門学校理学療法科
2関西鍼炙短期大学神経病研究センター
pp.133-136
発行日 1996年2月15日
Published Date 1996/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104487
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はじめに
動作筋電図を記録するときには,2個の電極を筋腹上の皮膚面に装着し,両極の電位差を導出する双極導出法が一般的に用いられている.しかし,双極導出法では両極の電位が同じであれば電位差がゼロとなり,筋活動を筋電図波形として表現しきれないことが考えられる.
今回われわれは,動作筋電図に単極導出法を応用する前段階として,等尺性収縮時における双極導出と単極導出の筋積分値について検討したので報告する.
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