クリニカル・ヒント
障害を生きた工夫に学ぼう
金 景美
1
1東京厚生年金病院リハビリテーション室
pp.790-791
発行日 1994年11月15日
Published Date 1994/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104137
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多かれ少なかれ,私たちが「リハビリテーション」というものに関わっていくとき,いちばん心に思うものは,目の前におられる患者さんの生活であろう.患者さんは,今,何を考え,何を感じておられるのだろうか.退院した後は,どのような生活に戻られるのであろうか.生きる喜び,生きがいをもたれた生活を送られるのであろうか.そして自分たちは,患者さんにとってどれだけの力になれるのであろうか,どのようなお手伝いができるのであろうか.
近年,「QOL」や「ノーマライゼーション」という概念が声高にさけばれるようになって,障害をもった方も,少しずつではあるが社会参加の機会を拡げてきているようである.
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