症例報告
著明なジスキネジアを呈したParkinson病の長期経過例―抗Parkinson病剤の調整とリハビリテーションについて
土井 篤
1
,
野尻 晋一
1
,
野尻 明子
1
,
来海 五美
2
,
原田 昌子
2
,
加来 克幸
3
,
中西 亮二
4
,
山永 裕明
4
1熊本機能病院リハビリテーション療法部
2熊本機能病院看護部
3熊本機能病院医療社会事業部
4熊本機能病院総合リハビリテーション部
pp.133-136
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103944
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Ⅰ.初めに
Parkinson病に対する抗Parkinson病剤(以下,抗パ剤と略.)療法では長期服用によるウエアリングオフ現象,アップアンドダウン現象,ジスキネジアなどが臨床上重要な問題である.今回,われわれも服用開始後20年を経て著明なアップアンドダウン現象,ジスキネジアを呈する症例を経験した.その症例に対し,評価表を用いた抗パ剤調整とリハビリテーションを行ない,症状の著しい改善を得たので報告する.
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