1ページ講座 生理学的診断・2
脳波・2 臨床
天野 直二
1
1神奈川リハビリテーション病院精神神経科
pp.119
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103935
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脳波の基礎編の最後で脳波の読み方にふれたが,臨床的には,①覚醒安静閉眼時の基礎律動,②徐波の有無とその局在性,の視点が有用となる.脳波は主として,(1)てんかん,(2)脳腫瘍,脳血管障害や頭部外傷などの局在,(3)意識レベル,(4)特殊な疾患や病態,などの診断に重要な役割を果たしている.(1),(3),(4)では後述するように脳波の波形そのものが直接診断に結び付くことが多い.
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