Japanese
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印象に残った症例
人工股関節再置換術後の理学療法―他側に人工股関節抜去術を伴っていた一症例
Impressive Cases: Physical Therapy for Revision Total Hip Replacement; Report of A Case of Revision in One Side with Removal of Total Hip Prosthesis on the Other Side
斎藤 幸広
1
Yukihiro SAITO
1
1藤沢市民病院理学診療科
1Department of Physical Thrapy, Fujisawa City Hospital.
pp.45-48
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103913
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I.初めに
人工股関節置換術(以下,THRと略.)は股関節の機能再建法として広く施行されている.しかしながら,近年THR後に,機械的な弛みや感染のために人工股関節再置換術(以下,再置換術と略.)を行なう症例が増加し,術前術後を通じて理学療法の関与が重要となっている.当院での1992年4月より1993年3月の一年間のTHR手術例は14例に対し,再置換術12例とその割合も多く理学療法に難渋する症例も経験するようになった.今回他側に人工股関節抜去術を伴い,再置換術を行った症例を経験したので,若干の考察を加えて報告する.
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