Japanese
English
印象に残った症例
胸椎圧迫骨折によりミエロパチーを合併した高齢重度慢性関節リウマチ患者の家庭復帰に関与して
Impressive Cases: An Aged Patient with Severe Rheumatoid Arthritis Associated with Myelopathy Due to Compressive Fracture of Thoratic Vertebra, An Experience of Discharge to Home
西野 学
1
Manabu NISHINO
1
1金沢リハビリテーション病院リウマチ膠原病センター
1Center of Rheumatoid Arthritis and Collagen Diseases, Kanazawa Rehabilitation Hospital.
pp.777-780
発行日 1992年11月15日
Published Date 1992/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103629
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Ⅰ.初めに
一般に慢性関節リウマチ(以下,RAと略.)の場合,障害の進行が緩徐であり,生命予後も良好であるなどの理由により,RA患者の多くは通院や入退院を繰り返しながらも家庭での療養が可能である1).しかし高齢化社会を迎え,RAにおいても加齢による障害の重度化・重複化によって家庭復帰に困難をきたす例もみられる.今回,第12胸椎圧迫骨折によりミエロパチーを合併した高齢重度RA患者の回復過程と家庭復帰に向けてのアプローチについて,若干の考察を加え報告する.
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