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特集 重度障害児の理学療法
重症心身障害児に対する理学療法の役割と課題
Physical Therapy for the Severely Handicapped Children: Role and Tasks of Physical Therapy for the Profoundly Retarded
上村 孝司
1
Takashi KAMIMURA
1
1愛知県心身障害者コロニー中央病院
1Central Hospital of Aichi Prefectural Colony.
pp.526-531
発行日 1991年8月15日
Published Date 1991/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103320
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Ⅰ.重症心身障害児の実態
1.重症心身障害児とは
重症心身障害児(以下,重症児と略)という用語は,1958年,東京都社会福祉協議会が,それまでの重症欠陥児,不治永患児や多障害児などの用語を統一して,新しく呼ぶことを提唱したものである.
医学的に重症児とは,器質的脳障害に基づく高度の脳機能障害の特殊な状態であるとしているが,これでは重症児の状態像を具体的に把握することが難しい.そこで行政的,社会的に使用されている定義を総括してみる.
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