理学療法学科新入生への学生生活オリエンテーション
よく遊び,よく学んではいかがでしょうか
須釜 聡
1
1金沢大学医学部附属病院理学療法部
pp.266-267
発行日 1990年4月15日
Published Date 1990/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102998
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1.初めに
1989年4月,金沢大学医学部附属病院理学療法部に就職し,患者さんを治療するよりも,患者さんに振り回されながら「アッ.」と言う間に1年が過ぎようとしています.そのような中,医学書院の編集室の方から,「臨床に入られた今,学生生活を振り返って新入学生にアドバイスをお願いします.」という趣旨のお電話をいただきました.「先生の学生生活を振り返って,こうしておけば良かった,このようにしてきたのが今役にたっているといったような,体験談を書いていただければ良いのです.」このように依頼されました.
しかし,私の性格から「何か,原稿を書くに当たって参考になるような文献はないか.」と探したところ,昨年の理学療法ジャーナルに特集として『理学療法学科新入生への学生生活オリエンテーション』があり,奈良先生をはじめ諸先生方が,新入生への助言,理学療法士に求められるもの,臨床実習での貴重な体験など,いろいろと執筆されていました.新入生への学生オリエンテーションとはいえ,臨床に出て1年生の私が読んでも非常に参考になるものでした.
そこで,私は臨床に出た現在,肩の力を抜いて,私自身の学生生活を振り返り成功または失敗談を,ありのまま書いてみようと思います.
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