特集 スポーツと理学療法
高齢者・身体障害者のスポーツ参加と理学療法
1.高齢者のスポーツ参加と理学療法
島田 隆明
1
,
佐久間 雅久
2
,
直江 祐樹
3
,
柴山 靖
1
,
田中 庸介
4
,
泉 健太郎
5
,
深間内 誠
2
Takaaki Shimada
1
1ユマニテク医療福祉大学校理学療法学科
2鈴鹿回生病院
3三重大学医学部附属病院リハビリテーション部
4富田浜病院リハビリテーション科
5済生会明和病院リハビリテーション課
pp.605-608
発行日 2012年7月15日
Published Date 2012/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102338
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はじめに
「スポーツ」という言葉には2つの意味がある.オリンピックや国民体育大会など競技にルールを設けて勝敗を分けるチャンピオンスポーツと,遊びや娯楽,余暇を楽しみながら行うレクリエーションスポーツである.若年層では比較的チャンピオンスポーツの意味合いが強く,シニア世代に関しては,レクリエーションスポーツの意味合いが強い傾向になると考える.
しかし,最近の「健康」という意識の高まりから,シニア世代にもチャンピオンスポーツの意味合いを強く持つ取り組みが多くなってきた.本稿では,中高年者の2つの側面に対する行政の取り組みの紹介と,筆者が経験したシニア世代のスポーツの祭典「日本マスターズスポーツ2010三重大会」(開催期間:2010年9月13~21日)におけるトレーナーブース設置とトレーナー活動について報告する.
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