学会印象記
―第45回日本作業療法学会―意味のある作業の実現
須永 康代
1
1埼玉県立大学保健医療福祉学部理学療法学科
pp.861-862
発行日 2011年10月15日
Published Date 2011/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102088
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6月24~26日の3日間,大橋秀行学会長(埼玉県立大学)のもと,第45回日本作業療法学会が開催された.会場となったさいたま市の大宮ソニックシティは,最寄りの大宮駅西口から徒歩3分とアクセスしやすく,多数の参加者が列をなして会場へと向かっていた.駅から会場までは看板を持った学会スタッフの挨拶と案内の声が響いており,学会が賑わっていることがうかがえた.
今回は,東日本大震災後の学会ということで開催自体も危ぶまれていたようだが,学会には3日間で4,500名以上の参加者が来場し,公開講座には1,500名以上の参加があった.震災の影響で,国際シンポジウム「高齢者社会における作業療法の役割」は,海外からのシンポジストの来日が困難となり,残念ながら中止となってしまったが,来場者数からも分かるように本学会は盛会であった.なかには,災害発生時の非常事態を考慮し,入場制限をせざるを得ない会場もあったようだ.
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