特集 自立支援
障害者通所施設と自立支援
隆島 研吾
1
,
数野 理恵
2
,
長澤 充城子
2
Kengo Takashima
1
1神奈川県立保健福祉大学リハビリテーション学科理学療法学専攻
2川崎市れいんぼう川崎在宅支援室リハビリテーション係
pp.13-20
発行日 2011年1月15日
Published Date 2011/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101835
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はじめに
われわれは,社会生活を送るうえでセルフケアという身の回りの生活活動を中心として,ホームメイキングなどの家事活動や仕事,レジャーなど社会との接点を持って生活している.しかし,高齢者や障害者などは,日常生活活動(ADL)能力や移動能力の制限,社会での役割の制限など,自宅や施設での生活拠点と社会との接点を持ちにくいことも事実である.通所ケアは,このような人々に対する社会参加のツールとして大きな存在といえる.
本論では,障害者などの社会参加困難な人々に対する自立支援の一端としての通所施設のあり方について考えてみたい.
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